【システム詳細】
既設システムにおいては、茹で麺機からオーバーフローした排水は、そのまま排水として処理して、18℃の補給水を新たに給水していました。
本システムは、このオーバーフローして処理してしまう排水の熱エネルギーをスパイラル熱交換器で廃熱回収して、補給水を昇温してから給水します。
これにより茹で麺機の温水槽の加熱に使用するボイラ負荷を下げて、ガスの使用量を削減しました。
【システムの特徴】
①オーバーフロー排水の落差(600~1000mm程度)を利用して運転を行うので、排水側のポンプが不要
②麺機に投入する補給水(18℃)を約70℃まで昇温
③熱交換器は年1~2回の開放点検で済み、特殊工具が不要で簡単手間いらず
【試算条件】
ガス発熱量:10000kcal/m3
稼働日数 :365日/年
稼働時間 :16hr/日
回収熱量 :63250kcal/hr(平均値)